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【ワイドボディ
 機内通路が2列以上備わっている旅客機。B747、A300、L-1011、DC-10などがこれにあたる。胴体が若干細く、床下貨物室にLD-3タイプのコンテナを一列でしか積めないB767はセミワイドボディと呼び分ける。機内通路が一列のみの旅客機はナローボディと呼ばれる。

【わかれ!】[別れ!]
 陸上自衛隊における『解散』の号令。指揮官が「別れ!」と言ったら、その指揮下にある者は「ます!」と応え、敬礼して解散する。「別命あるまで現在地で待機。別れ!」という、さっぱり訳のわからない指示が下る場合もある。航空機が編隊を解いて散開する場合も「別れ!」なのかどうかは聞きそびれたが…。

【ワルソーじょうやく】[ワルソー条約]
 1929年にポ−ランドのワルシャワで調印された、航空運送に関する多数国間の私法条約。正しくは『国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約』という。国際航空における航空輸送人の責任を中心に、約款などに関する規程が定められている。ワルソー条約はその後、条約締結当時よりも飛躍的に発展した航空輸送により実情にそぐわない点が出てきたため、1955年に『ワルソー条約を改正するためのヘーグにおける議定書』によって改正され、この議定書は『ヘーグ(ハーグ)議定書』と呼ばれている。ヘーグ議定書では、旅客に対する航空会社の責任限度額がワルソー条約の倍額に当たる20,000ドルとなっている。1975年にはさらに『モントリオール第一追加議定書で改正されたワルソー条約』『モントリオール第二追加議定書で改正されたヘーグ改正ワルソー条約』『モントリオール第四議定書で改正されたヘーグ改正ワルソー条約』(…まるで落語の寿限無である)などによって改正され、これらを『モントリオール改正ワルソー条約』と呼んでいる。
 ワルソーってどこかと思ったら、ワルシャワのことか…正しくはワルソ−と読むそうだ。「ギョエテとは、俺のことかとゲーテ言い」ってのと同じなんだな、きっと…。(違うぞ)

【ワンガンオオイディパーチュア】《F》
 羽田空港国内線ターミナル前から、首都高湾岸線を経由して都心方面へ向かう標準出発方式。東京TWRのクリアランスは不要だが、標識と信号は厳守のこと。一方通行の国内線ターミナル前を出発し、北側の陸橋で湾岸線をオーバークロスして、一旦横浜方面に走り、国際線ターミナル付近で横浜方面と別れ、南側の陸橋で再び湾岸線をオーバークロスして、湾岸線の切り通しに入り、ようやく国内線ターミナル前で首都高に入れる。ぐるっと螺旋を描く格好になり、たっぷり大回りをさせられてしまう。どうでもいいことだが、湾岸線の空港中央ランプの周りをぐるっと回ってくるのだから『クウコウチュウオウリバーサルディパーチュア』ではないだろうか?横浜方面から同様の螺旋状ルートで羽田空港ターミナル前に進入するSTAR(標準到着経路)『オウギシマアライバル』というのもある。
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