−え− 【エ】 救援車の記号。 【エアー】 圧縮空気。ブレーキ、ドアの開閉、警笛など、列車の運転に絶対必要なもの。「エアーを作る」とは圧縮空気を溜めるという意味。 【エアースライドほうしき】[エアースライド方式]
ホキ5700等の粉体輸送ホッパ車で使われている荷役方式、床面が傾斜の付いた二重床になっていて内側の床には小さな穴がたくさん開けてありその上にはキャンバス布が敷いてある。二重床の間にエアーを送り込むと床に敷いたキャンバス布と粉体の間にエアーの層が出来て、ゲーセンにあるエアーホッケーの原理で床の傾斜に従って移動し下部の排出口から排出される様になっている。積み込むときは上からドサッと積めばよい。三段逆スライド方式ではない。
【エアセクション】
架線柱4本分に渡って架線を入れ換えるように設置されるセクション。中心付近にはスライダーと呼ばれる2本の架線両方にパンタグラフが触れている部分を作らなければならない。
【えいぎょうキロ】[営業キロ]
JR各社の幹線、またはJR北海道の地方交通線のみを乗車するときの運賃計算に使う距離。実際の距離でもある。
【えいぎょうけいすう】[営業係数]
線区ごとの収入に対する原価の割合で、100%以下なら黒字である。盲腸線の起点駅での収入は、起点の駅がある
路線の収入になるので盲腸線は赤字になるのが当たり前である。こうやってローカル線の赤字を増やして、廃線にしたのである。
【えいしゃ】[盈車]
積車状態の客貨車。
【えいだん】[営団]
帝都高速度交通営団の略。
【エイトバイテン】[8×10]
→バイテン
【えいりマーク】[絵入りマーク]
78年10月改正から登場した、特急のヘッドサインで列車名にちなんだイラストをあしらってある。間抜けなデザインのものも多く(勿論良いものも多かったが)、特急「ゆうづる」のものは鶴が二羽飛んでいたり、逆に「はくつる」は一羽しかなかった。ものすごくチャチだったので筆者などは四年間の間“絵入りマーク”付きの特急の撮影はしなかった。
【エーれっしゃでいこう】[A列車で行こう]
様々な理由により鉄道模型のレイアウトを作れない人のためのバーチャルレイアウト、と言ってしまっては身も蓋もないな。鉄道と関連企業を経営し、都市を形成するゲーム。Windowsパソコン用とプレイステーション用の2種類がある。
【エヴァにごうき】[エヴァ弐号機]
北越急行ほくほく線の赤いサンダーバードこと681系“スノーラビット”の事。赤くて四つ目でそっくり。
【えかき】[絵描き]
大きな駅や区所などにはたいてい一人や二人いる、ポスターや看板の制作をする職員。本来の業務の合間を縫って制作にあたるのに、なぜか評価は不当に低い。どこかで見たような絵だと思ったら、某サークルのあの人だったというのは良くある話。
【えきあつしき】[液圧式]
液体式の別名。
【エキサイトロン】
水銀整流器の一種、ED71に使われていた。後にシリコン整流器に載せ代えられたものもあった。
【えきすぱあと】[駅すぱあと]
出発地と目的地を入力すれば運賃や所要時間を考慮して乗車経路を示してくれるパソコンソフト。以前は新秋津〜秋津と入力すると「武蔵野線・埼京線・西武池袋線を乗り継げ」などという大胆な答えが返ってきて結構楽しめたが、今ではそっけなく徒歩5分といわれてしまい大分つまらなくなった。それだけ実用的になったという事か。「第五回日本ソフトウェア大賞」で大賞に選ばれた。同様のソフトに“駅なびQT”というのもある。
【えきせいけん】[駅勢圏]
その駅において期待される輸送需要が発生すると見込まれる地域のこと。条件により広さはまちまちである。
【えきたいしき】[液体式]
気動車やDLで液体変速機を使って動力を伝達する方式。
【えきたいつぎて】[液体継手]
容器内に密閉した液体(油)を介して回転力を伝達する継手、構造的には液体変速機と同様だが変速作用はなく回転力の伝達比は1:1である。流体継手ともいう。
【えきたいへんそくき】[液体変速機]
気動車やDLで動力を伝達するための変速機で、原理的には液体継手と同じく容器内に密閉した液体(油)を介して回転力を伝達するものだが、低速域では減速比を大きくして大きな回転力を出す変速作用がある。基本的には自動車のオートマチックトランスミッションと同様である。トルクコンバーターとも言う。
【えきちょう】[駅長]
1.駅で一番えらい人。若しくは駅長に代わって列車または車両の運転取扱いに関して、駅長の業務を行うことを命ぜられた係員(当務駅長)のこと。
2.東急東横線祐天寺駅前にあるカレー屋さん“ナイアガラ”の内藤店長のこと。
【えきちょうとう】[駅長等]
「駅長」及び「運転区所長」をいう。もちろん、駅長の業務をする指定された者(当務駅長、代務駅長)も含む。観光駅長、一日駅長は含まれない。
【えきでしぬとめんどう】[駅で死ぬと面倒]
死傷事故が発生し、駅構内で人が死ぬと後々報告書などが面倒で、ついでに死体になると救急車は持っていってくれないのである。国鉄時代都区内の某ターミナル駅で、飛び込み自殺があった。首がもげてしまうやいなや助役が吹っ飛んで来て、担架の上で胴体と首を繋げ死体の手を持ってぶらぶらさせ「まだ生きてるゾ」と叫んで、シーツでくるみ事務室に隠し、救急隊員に「救急車の中で死んだことにしといて」と頼んだことがあったとか・・・。
【えきね】[駅寝]
駅の待合い室などに宿泊する行為。実はコミケの徹夜行列と並ぶ世間様への迷惑行為である。夜行列車の発着する大きな駅や無人駅の待合い室が主に利用される。最近はかっこつけてステーションビバーク、略してSTBとか言うそうだ。ホームレスとの違いは段ボールで家を建てるか建てないか程度の違いしかないようだ。
【えきべつ】[駅別]
到着駅別に貨車の仕分けをする機関車。
【えきべん】[駅弁]
鉄道の駅構内や列車内で売っている弁当のこと。事の始まりは宇都宮駅で売られたにぎりめしだと言われているが、
我こそ駅弁の元祖と主張する業者も数多い。これほどまでに多種多様の“駅弁”が売られているのは日本だけである。その分不味いものも多いが・・・。最近は売っている駅が減りつつあり、買っても、乗った列車がロングシートだったりして、旅の面白さも半減、と言ったところである。
【えきべんたいかい】[駅弁大会]
大抵のデパートが年に一度はやるイベント。全国各地の名産品なども併せて販売される。函館本線森駅の「森のいかめし」などは売り上げの九割以上を駅弁大会に頼っていて、全国のデパートを回る毎日だそうである。駅弁大会には一部の濃い人々からは色々批判もあるようだけど、昼飯にちょっと変化が付けられるので私は大好きだ。
【えきべんだいがく】[駅弁大学]
駅弁のようにあっちこっちにある三流のローカル大学のこと。でも大学の数の方が駅弁を売っている駅より数倍多い。駅弁に失礼である!
【えきまえ】[駅前]
文字通り駅の前、広場があってバスやタクシー乗り場があったり、ちんちん電車が乗り入れていたりする。奥羽本線の米沢や営団地下鉄東西線の行徳駅などは駅の所在地自体も“駅前”である。
【エクステリア】
外観のこと。それに対して内装はインテリア。日本の鉄道ファンは写真と模型が趣味のメインであるためか、外観重視の傾向が強く、JR九州の列車などそれこそボロクソに言われる。外観なんて乗ってしまえばわからないのに。でもソニックは許せねえ。
【エコロくん】[エコロ君]
JR東日本エコロジー推進委員会のマスコットキャラクター。
「えころくんはふゆやまのそうなんきゅうじょにやくだつせんとばーなーどけんです。じぇいあーるひがしにほんのえころくんはちきゅうのためにかつやくしています」
【エスカル】
JR東日本の駅に設置されつつある、車椅子用階段昇降機。
【エスカレーター】
誰もがよくご存じの階段がベルトコンベアーになっているアレである。最近駅に続々と設置されつつあるが、障害者対策として設置することにより、節税にもなり、会社のイメージもよくなるという、鉄道会社にとっては一石二鳥の効果がある。
【エスプレッソ】
1.イタリア語で急行列車のこと。
2.高温の蒸気を利用して急速に抽出したコーヒーのこと。ところで、本場イタリアにおける正しいエスプレッソの飲み方とは、1.たっぷりと砂糖を入れる2.ミルクはお好み。だそうである。変に気取ってエスプレッソをブラックなんかで飲むのは半可通の日本人だけだそうな。
【エツ】
電略で“延通過”の意味。(例)一つ半エツ=1分30秒延通。
【エック】
徳用乗車券。エコノミークーポンの略。現在のとくとくきっぷ。
【エッチング】
樹脂などでマスキングをした薄い金属板を腐食性の液体(塩化第一鉄など)に浸し、マスキングのされていない部分を腐食させて凹凸を作ったり、穴開けなどを行う技法。模型のキットでお馴染み、特にNゲージの車体や小部品の製作に用いられる。一般的な用途としては、電気製品の基盤が、樹脂板の上に貼られた金属箔に回路パターンを樹脂で描き、エッチングを行うことで製作される。大きな物では100系新幹線食堂車の壁画や、EF651056以降などのナンバープレートがある。
【エッチングプレート】
国鉄の末期に登場した電気機関車のナンバープレートは、省力化のため、鉄板を数字の形に切り抜いたものではなく、ステンレス板をエッチング加工したものになっている。のっぺりしていてなんか変である。
【えのでん】[江ノ電]
神奈川県を走る「江ノ島電鉄」の愛称。と言うよりはすっかりこちらの方が板に付いている。何年か前までは「江ノ島鎌倉観光」と言うローカルタクシー会社のような社名だった。沿線には観光地が多いが、鉄道自体も観光化を進めていて、キャラクターグッズの多さには驚く。「江ノ電最中」「江ノ電サブレ」の他に「江ノ電まくら」なんてものもある。
【エフトレ】
パソコン通信「NIFTY−Serve」の鉄道フォーラム(会議室)。FTRAINのこと。最近はいろいろ分科会が出来ているようだ。
【エプロン】
煙室下部とバッファービーム(端梁:たんりょう又ははしばり、エンドビームとも云う)を結ぶ斜めになった板材。
【エポックス】[EPOCS]
Effectural Planning and Operation
of Container Systemの略。JR貨物のコンテナ情報システム。登場したときはエポックメイキングなできごとだった。
【エレメント】
“沈埋函トンネル”の沈める箱のこと。
【エロフィンかん】[エロフィン管]
放熱用のヒレが付いた水管。キハ58系等の温水暖房器の客室内の放熱管。
【えんかいたいさくでんしゃ】[宴会対策電車]
常磐線の415系500番代のこと。本来の目的は混雑緩和のために投入された近郊型電車では初のロングシート車。車内での宴会を阻止する為とも言われたためにこの言葉が生まれたが、しかし、これを持ってしても常磐線の連夜の宴会を阻止することが出来なかった。
【えんきょりていげんせい】[遠距離逓減制]
乗車区間が長くなるに従って運賃の上がり方を低く押さえてゆく制度。一部の例外をのぞいて切符は目的地まで買った方が安くあがる。
【えんこコンタ】[円弧コンタ]
最近の高速電車に採用されている車輪の踏面形状。断面が円弧状になっているためこう呼ばれる。
【エンコする】
故障で止まってしまうこと。元々はエンジン故障を略した言葉。
【エンコマン】
営団地下鉄の8000系のこと。登場時しょっちゅう故障などで止まっていたために地元の小学生にこう呼ばれていた。
【えんしつ】[煙室]
蒸気機関車で煙突の下にある、煙管を通ってきた煙を整流して煙突から排気するための部屋のこと。
【エンジン】
機関のこと、現在ではDLや気動車に車載の機関のことを指すが、本来国鉄では蒸気機関車のテンダー(炭水車)に対して、機関車本体を指す言葉である。
【えんせんでんわき】[沿線電話機]
箱電話のこと。
【えんちょううんてん】[延長運転]
所定の終着駅より更に先の駅まで運転区間を臨時に延長すること。列車名は“延○○列車”である。
【エンドキャブ】
DD14・20-1号機で採用された、運転台が一方のみにある車体形状。DD14はロータリー除雪機関車なので前方の視界を確保するために、DD20-1号機はDD53の後押しと入れ換え用として設計され、SGを搭載する必要がなかった為このような形状になった。DD20-2号機はセミセンターキャブである。
【エンドこうかん】[エンド交換]
折り返し運転などで、運転士が列車の前後の運転台を乗り換えること。
【エンドストッパー】
操車場内で貨物列車の組成をする仕訳線端部にある自走してきた貨車を停めるための設備。バネによりフランジを内側から押さえつけて停めるバネ式のものと、オイルダンパーを使用して必要なときは軌道内からニョッキリ立ち上がる可倒式とがある。
【エンドビーム】
端梁の事だが、「たんりょう」「はしばり」「たんばり」と、資料とする本によっていろいろな呼び方がある。
【エントランス】
ラックレールの始まりの部分でピニオンとラックレールを噛み合わせる部分のこと。制限速度は10km/h以下である。エントランス部分は力行出来ないので、上り勾配途中のエントランスに後押しの第二補機・第一補機・本務機が進入する際には、先頭の第三補機が細心の注意を払いつつ全力で列車を引き上げる。
【エンドロス】
鉱山などで、環状に敷いた軌道の上をワイヤーロープで牽引したトロッコを周回させるもの。ベルトコンベアがまだなかった頃に使用された。エンドレスがなまったものか。
【えんぱつ】[延発]
1.後続列車が遅延している、または遅延が見込まれるときに先行列車の発車時刻を遅らせること。
2.ただ単に発車時刻が遅れること。
【えんばん】[円盤]
→反射式後部標識
【えんぽうしんごうき】[遠方信号機]
常置信号機の内、従属信号機の一種、自動閉塞区間以外の区間で場内
M号機の手前400m以上に設置されて場内信号機の現示を予告する信号機。腕木式は橙色に青の帯を巻いた矢羽根のような形で、色灯式は表示器の周りが四角くなっている。
【えんまちょう】[エンマ帳]
管理者がこっそり付けているノート。勤務評価の元になる。スパイ手帳と違って管理者が直接付けているだけに迫力がある。
【エンミス】
エンコードミスの略。自動改札機が何らか理由により磁気データーを読み込めなくなり使用不能状態になること。場合によっては定期券の再発行となりかねない。
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