−ひ−

【ヒ】

事業用貨車の内、控え車の記号。

【ピ】

昔々存在していたアプト式の歯車車の記号。由来は英語のPinion(ピニオン)である。見かけはどう見ても貨車 だったが、これでも客車の一員。

【ピーコック】

明治初期に東武鉄道、日本鉄道、官営鉄道が英国ベイヤー・ピーコック社から輸入した2Bテンダー機関車、後の国 鉄5500型。多くが東武鉄道に移り、1965年頃まで活躍した。6200型ネルソンと共にその寿命の長さを誇った。

【ビートル】

JR九州が博多港・ハウステンボス間に運航していたジェットフォイル(ウオータージェット式全没型水中翼船)の船 名。黒塗りでところどころ金ピカで、かぶと虫どころか○っちゃんのベンツかキャデラックの○柩車みたいなドスの利いた船だった。博多・平戸・ハウステンボス航路が廃止になった後、神戸の海上アクセス株式会社(神戸ジェッ トシャトル)にリースされ、神戸・関西空港間に就航している。余談だが、ビートルの乗船券を浦和駅で買い求めた とき、マルスのどこにも設定がないというんで、浦和駅のマルス端末全機総動員で探し回る大騒動になってしまっ た。で、どこにあったか、なんとJRバスのディレクトリにあった。

【ビートルぞく】[ビートル族]

週末に免税品を買い漁りにビートル2に乗り込んで釜山に行く、福岡周辺のOLや女子大生のこと。

【ビートル2】

JR九州が運航するジェットフォイルの船名。白と黒のパトカーのような塗装で、(船はやっぱり白と黒でしょう)博 多・釜山航路に就航している。最近のウォン安で、ビートル2の回送便を利用した釜山9800円ツアーというのが登 場して大いに話題になった。ところで、ビートルがなくなっても船名がビートル2のままなのは、日本では船名の 変更の手続きが非常に複雑でめんどうだから。

【ピー・ビーあつかい】[PB扱い]

踏切支障報知装置の押しボタンを扱うこと。

【ビーム】

架線を吊架するために電柱間に渡って掛けられる梁。

【ビームスラブラーメン】

食べられない。橋脚と橋桁が一体構造になっている“ラーメン構造”で高架橋上のスラブ軌道も一体とした構造の もの。

【ひかえしゃ】[控え車]

1.鉄道連絡船に貨車を積み込む際に、可動橋上は機関車は乗り入れ禁止なので、機関車と貨車の間に数両連結する 車両。取りあえず機関車が可動橋上に乗らなければよいので、長物車のように台枠上面はフラットで、作業員用の 手スリが付いているだけである。種車には古い貨車の上まわりを撤去したものを使っている。

2.操車場で貨車の入れ換え作業をする際に、操車係などが乗って作業するための車両。作業員が待機するための小 屋が載っている。1.と同じように種車には古い貨車の上まわりを撤去したものを使っているのが、入れ換え車両の 全重量が懸かるため見た目よりは大変な仕事をしている。一日の入れ換え作業が終わったところ全長が短くなって いたということもあったそうな。

【ひかえノッチ】[控えノッチ]

→待ちノッチ

【ひがしにいがたきかんくのデーデーごじゅういち】[東新潟機関区のDD51]

《ナゴロク》

756号機のこと、九州から来たDD51、Nゲーヂでトミックスから出ている。

《ナゴナナ》

757号機のこと。九州から来たDD51。

《ナゴヤ》《ナゴハチ》《ナゴッパチ》

758号機のこと、名古屋地区へ転出したので「ナゴヤが名古屋に行っちゃった」と言われていた。

《ナゴキュウ》

759号機のこと。九州から来たDD51。

《ナッパーイチ》

781号機のこと。華麗なる転配歴を持つ。

《ナッキューサン》

793号機のこと。

《イレニナ》

1027号機のこと。九州から来たDD51。

《ゲゲパーニ》

1182号機のこと。

《ゲゲパーヨン》

1184号機のこと。

【ひがはす】

有名撮影地のひとつで東北本線の東大宮〜蓮田間のこと。

【ヒカリアン】

トミーの変形ロボットおもちゃ。初めの頃は名前の通り新幹線電車がロボットになっていたのだが、だんだん仲間 が増えて今ではC55流線型なんてマニアックなものからラピートなんて怪しいものまで登場している。企画をして いる人がかなり好き者ではないかと推察される。今度はクモハ52とか根室拓殖軌道の銀竜号なんかを期待してる ぞ。

【ひかんつうがた】[非貫通型]

先頭車に貫通ドアがなく連結しても隣の車両と往来が出来ない構造のもの。

【ひき】

受授証のこと。荷物引継受授証の“引”から来ている。

【ひきあげ】[引き上げ]

ホームに停車中の列車を留置するために別な線路へ入れ替えること。

【びきあつは】[微気圧波]

新幹線などの高速列車がトンネルに入った時に起こる現象。列車がトンネルに進入すると同時に反対側の坑口で 「ドン!」という音がする。坑口の形状を漏斗型にすることで微気圧波を僅かながら軽減できることがわかり、TGV などから採用されている。

【ピギーバック】

トラックを直接貨車に乗せて運行する列車。ヨーロッパなどでは環境問題を考え普及しているが、日本では車両限 界が小さいのと環境問題より利便性という一点のみで考えられているため、ピギーバック列車は減少傾向にある。

【ひきだし】[牽き出し]

停車している車両を機関車により引っぱり出すこと。“圧縮牽き出し”と“棒引き出し”の二通りがある。

【ひきためし】[引き試し]

信号の作動状態を確認するため試験的に進路を構成すること。今はミミックパネルの小さいテコだが、昔は大きい 転轍機テコを力一杯引いたことから。

【ひきとおしせん】[引き通し線]

連結した車両間に渡っている電気配線のこと。

【ひきにげ】[ひき逃げ]

マグロやってそのまま走って来ちゃうのと違うぞ。入換中に貨車を引っ張ったまま連結を切り、機関車はそのまま 先に行き、後の貨車は転轍機を切り替えて別な線路に入れること。機関士と操車係、転轍機を切り替える係員の三 者の息が合って初めて実現される技。「“ひき逃げ”は三者一体也」それじゃあ麻婆豆腐だって。

【ひきぶそく】[ひき不足]

牽引車数が機関車の牽引定数に満たないこと。

【ひきまわし】[引き回し]

一旦引き上げ線に引き上げてから入出区する事。

【ひきまわしりん】[引き回し臨]

団体専用臨時列車であちこち回って運行する列車のこと。

【ひきもの】[挽きもの]

旋盤を用いて、丸棒から削り出した部品。

【ひきゅう】[非休]

非番の日の休み、つまり会社に行かなくていい日。

【ピクトグラム】

絵文字のこと、表示されている文字が読めなくともこの絵を見れば何となくなんだか理解できる表示。非常口のよ うにISOで定められているものもあるが、中には好き勝手なデザインで訳がわからなくなるものもある。

【ひげ】

ダイヤグラム上の時刻表示で二分目ダイヤの30秒、一分目ダイヤでは10,20,30,40,50秒のこと。ポツとも言 う。

【ひげしん】[ひげ新]

南海11000系非貫通車、通称11009系のニックネーム。前面の帯の塗装をひげに見立て「ひげの新車」で「ひげ 新」と呼ばれた。

【ひこうき】

電線やちょう架線に乗り作業する道具。とんぼとも言う。

【ひこうしきがわ】[非公式側]

公式側の反対側面のこと。形式図面において前位を左側に見た側面の反対側のこと。→公式側

【ヒサシ】

EF65-1000やED75耐寒型等の“ツララ切り”のこと。

【ひじコック】[肘コック]

車端部の空気管と、空気ホースとの間にあり車両を連結した際にこれを開いて空気管を導通させる。→アングル コック

【ひじどうくかん】[非自動区間]

常用閉塞方式として、自動閉塞方式・車内信号閉塞方式・特殊自動閉塞方式、以外の閉塞方式を施行している区間の こと。

【ビジネスカー】

アメリカの大手鉄道会社の経営者が、公用旅行の際に用いた客車。出先での宿泊施設を兼ねる。接待のための設備 や、オフィスとしての機能を有している点が、オブザベーションカーとの違いだそうだが、経営者がこんなものを 乗り回していては、会社が傾くのも無理はない。

【ビジネスロッジしんおおさか】[ビジネスロッジ新大阪]

何てことはないカプセルホテルだが新大阪駅構内にあり非常に便利なJR西日本直営のカプセルホテル。

【ひしゃかいしんど】[被写界深度]

写真のピントが合っているように見える範囲。この範囲が広いことを被写界深度が深いと言い、狭いときには被写 界深度が浅いと言う。望遠レンズでは被写界深度は浅く、広角レンズは深くなる。また、絞りを絞るすることで被写界深度を深くすることができる。被写界深度は、およそ1:2の割合で手前の方が浅く、奥に深くなる性質がある。 レンズ付きカメラにピントの調整がないのは、広角の解放絞りの暗いレンズで被写界深度を深くする、パンフォー カスという方法を採っているため。(2001年8月16日誤りにより一部削除)

【ひじょうくうきだめ】[非常空気ダメ]

電気機関車の場合、エアーが残っていないとパンタグラフを上昇できない、その為にディスコン棒を使ってパンタ グラフを上昇するが、交流区間では高電圧で危険なため、ディスコン棒を使用できない。そこでこの“非常空気ダメ”にエアーを蓄えておきパンタグラフを上昇させる。

【ひじょうつうほうそうち】[非常通報装置]

旅客車内から乗務員室へ車内の異常を知らせるブザー。車内でこれを操作すると乗務員室でブザーが鳴り、操作し た車両の“非常用車側表示灯”が点灯する。そこの指令員、「車警」とは言わないぞ。間違えないように。

【ひじょうていしボタン】[非常停止ボタン]

列車非常停止装置・列車絶対停止スイッチ・緊急停止スイッチのお客様向けの名称。

【びしょうてつどう】[微小鉄道]

古い商店で、表通りと奥の倉庫の間などで使用されたトロッコ。製材所の構内などでは今でも現役のものが見られ る。もしかして「紀州鉄道」も・・・。

【ひじょうブザー】[非常ブザー]

列車に異常があった場合、客室内でこれを操作すると運転台でブザーが鳴り、以上を乗務員に知らせる装置。

【ひじょうブレーキ】[非常ブレーキ]

緊急に列車を停止させるためのブレーキ。事故を回避するために非常時に使うブレーキだが、電車の場合、車両の 状態によっては常用最大ブレーキの方が制動距離が短かったりする。

【ひじょうべんつきちょくつうくうきブレーキ】[非常弁付き直通空気ブレーキ]

いわゆる直通ブレーキと呼ばれるブレーキシステム。通常は単車や2〜3両連結の電車などに用いられる。直通ブ レーキ管の他に非常空気管があり、走行中は非常管にエアーが込められている、非常ブレーキの操作をしたり、列 車分離すると非常管のエアーが抜かれ、弁が作動して補助空気ダメのエアーが直通ブレーキ管のエアーとともにブ レーキシリンダーに送り込まれ強力なブレーキが作用するようになっているブレーキシステムのこと。三管式直通 ブレーキとも呼ばれ、連結運転もできる。

【ひじょうようしゃそくひょうじとう】[非常用車側表示灯]

非常ブザーが作動した車両で点灯する車側表示灯。色はだいだい色。

【ひじょうようドアコック】[非常用ドアコック]

非常の際にドアを手動で開ける為にドアエンヂンのエアーを抜くためのコック。

【ビスタカー】

近鉄の二階建て電車。

【ひせん】[避線]

碓氷峠が開通してから暫くの間、丸山変電所付近に設置されていたもので、急勾配上でブレーキが利かなくなり暴 走した列車を停めるための設備。現在の丸山変電所跡の前辺りから山側に分岐し、200パーミルという勾配を付け た線路で停止させるものだが、使われたという記録がないまま廃止された。森に分け入り丹念に探せばあるいはと 思われるが、土地はかなり古い時代に払い下げられたため、遺構は殆ど見られない。

【ひぞみ】

300系「のぞみ」型車両を使用した「ひかり」号の事。→ニセのぞみ

【ビタ】

つるはしのこと、道床をつき固めるのに使う。英語のBeater(ビター)が訛ったもの。

【ひたちせいさくじょ】[日立製作所]

電気車では老舗のメーカー。国産で電気機関車を最初に作ったのはここ、常磐炭坑の揚水ポンプや巻き上げ機を手 がけ実績を上げ、今日の基礎を築く。鉄道車両メーカーとしてはC62-2、C62-3、EF58-61などのいわゆる鉄路 のスーパースターを手がけ、狭軌鉄道世界最大の貨車、シキ700を製作し保有していた。現在では狭軌鉄道世界最 強の電気機関車EF200のメーカーとして知られている。EF500の欠陥をいち早く見抜いてED500を作ったあた りはさすが、EF500もEF210も最初からここに任せればよかったのに・・・。国産初の電気機関車ED15とED500 は共に勝田工場で保管してある。日立のブラウン管を使用したApple15インチモニタは、Apple史上最低のモニ タとしてMacユーザーの間では伝説になっている。はて、悪いのはブラウン管か、それともモニタそのものか?ソ ニー製の13インチモニターは未だにこれを越えるものはないと言われているのに・・・。家電は丈夫で長持ちだがデ ザインはいまいちと言われ続けていたが、取り柄の丈夫と言うところにも最近“?”が付く、フローラノートのエン ターキーを押したらリセットしたゾ。たった今打ち込んだプログラムはどこへ行った!

【ビタつき】

道床をつき固める作業。

【ビッグムーン】

中央本線の大月保線区の保守用車。「ビッグムーン」って、ああそう言う意味ネ。何とも安易なネーミングだが愛嬌 があるので許しちゃおう。例の大月事故以来、姿が見えないのでちょっと心配していたが、最近元から居た猿橋に 止まっていて安心した。三鷹保線区のも「スリーホークス」と描けば「テラホークス」みたいでかっちょええゾ。

【ビッグワンダー】

軌道連続更新システムの愛称、秋田新幹線に関する田沢湖線と奥羽本線の改軌工事に活躍中でした。

【ひっつきむし】[ひっつき虫]

植物である。数種類の野草の種で、服などにマヂックテープの原理でくっ付くもの、表地は付きにくい素材でも、 裏地には付きやすいものが多いので、鉄に行って家に帰ってから上着を脱ぐと、いっぱい付いていることがある。

【ピッチ】

ボイラー水が蒸発することにより、水の中の不純物がボイラーの中に残り堆積したもの。熱の伝導が悪くなる厄介 者。

【ピッチング】

ボールを投げることではなくて、車体左右方向を軸とした揺れ。

【ビッグボーイ】

アメリカ、アルコ社製の超巨大マレー式蒸気機関車。軸配置2DD2でテンダーを合わせた総重量は500tを越える 本当にでっかい機関車。

【ビッグワンダー】

軌道連続更新システムの愛称、全長は100mにもなり一日の最大施工能力は1kmにも及ぶ、秋田新幹線に関する 田沢湖線と奥羽本線の改軌工事に活躍中した。今度は山形〜新庄間で活躍するでしょう。

【ピット】

車両の足回りの点検などのために設けられた、溝の掘られた線路。

【ひでーごう】[ひでー号]

昔、東北・上越新幹線が大宮始発だった頃、上野大宮間に走っていた新幹線リレー号のこと、「いちいち乗り換える なんてひでー話だな」の一言から来ている。185系にロハで乗れた。

【ビデオカー】

特急「にちりん」に連結されていた車内にビデオプロジェクターを備えた車両。いつの間にか無くなった。

【ひとふでがき】[一筆書き]

大都市近郊区間の運賃計算の特例を利用した、最低運賃による迂回乗車のこと。同じ駅を2度と通らないことが条 件になるので、一筆書きと呼ばれる。鉄道職員にこのルールを知っている人が少ないのでしばしばトラブルの元に なる。やるならそこらへんを覚悟して、各種規定などをきちんと理解した上でやること、本書では奨励はしない。

【ひとめぎり】[一目切り]

曲線線路の内軌を継ぎ目の穴一つ分(127mm)切り落とすことを言う。

【ひとをくったはなし】[人を喰った話]

終戦直後の思い切り食い物の無かった時代。職員通路を渡っていて轢かれてしまった職員の肉を拾ってきて喰っち まった奴が居た。思いっ切りタブーになっているので、先輩が小声で「そこのストーブで焼いて喰っちまったんだ よ、オメーも喰えと言われたけど、オレは断ったんだ」

【ひねんちゃくブレーキ】[非粘着ブレーキ]

制輪子などの摩擦力を利用しないブレーキのこと。とは言っても最終的には車輪と線路の摩擦だが・・・。→粘着ブ レーキ

【ひとやまぎり】[一山切り]

運転整理で運用が同じ上下列車や、ダイヤグラム上で一往復分の列車を運休にすること。

【ビニマル】

B20型蒸気機関車のこと。昭和20年に作られた、国鉄最小の蒸気機関車。B型で自重20tなのでこういう形式に なった。鹿児島のB20はナンバープレートがベニア板だった。

【ピニンファリーナ】

フェラーリF40などで知られるイタリアの工業デザイナー。イタリア国鉄の高速列車のデザインを担当している。 将来フェラーリ風の電車やアルファロメオ風の電気機関車が出てくるかもしれない。

【ひのまるこうず】[日の丸構図]

AFカメラの普及によってピントの合う真ん中に被写体がある面白くない構図。

【ひばん】[非番]

勤務が指定されていない日、つまり休み。

【ピフ】

アプト式時代に横川〜軽井沢間で使われた、ラックに噛み合わせるピニオンが付いた緩急車。ピニオンの“ピ”か ら。

【ひまわりごう】[ひまわり号]

身障者団体が借り切って年に一度全国各地で運転される団体臨時列車の愛称。

【ピヤー】

橋脚のこと。

【ビューカード】

→VIEW CARD

【ビューゲル】

路面電車などに使用されている集電装置。ポールのように列車の向きが変わっても人力で方向を変える必要がない。

【ビューしょうひんけん】[ビュー商品券]

JR東日本が発売する、JR東日本の駅や管内の加盟のデパートで使える商品券。

【びゅうプラザ】

昔の旅行センターのこと、国鉄からJRになって旅行センターもハイカラな名前になって扱う商品も増えたが、係員 が商品知識がない為にちっとも使いものにならない。駅の自動券売機が故障で紙幣が使えないときに両替もしてく れない。

【びゅうリップちゃん】

JR東日本の「びゅうカード」のイメージキャラクター。黄色いチューリップみたいな女の子。思いっきり画像解像 度の低いギザギザのビットマップキャラクターである。普段見慣れている姿がギザギサなので、プレゼント用の キーホルダーはつるんとしていてなかなか不気味である。

【ビュッフェ】

軽食を供するカウンター式の軽食堂。普通は椅子がなく、立食を基本としている。だから駅の立ち食いそば屋は立 派なビュッフェ。語源はフランス語で食器戸棚の意味。

【ビュッフェ・スイス】

おもにスイスの南北方向の幹線で営業している食堂車会社。食堂車の車体をエメンタールチーズに見立てた塗装の” ケーセ・エクスプレス”で有名。そういえば、アルペンスキーのスイスナショナルチームのウェアもチーズ模様だっ け。

【ひょう】[標]

“標識”とは似ているが意味合いが違う、強制力がある“標識”違って“標”はただの「目安」である。がよく解ら ん。

【ひょうがきゅうこう】[氷河急行]

スイスのリゾート地サンモリッツと、マッターホルンの麓に位置するツェルマットの間を、およそ8時間かけて結 ぶ列車。レイティッシュ鉄道、フルカ・オーバーアルプ鉄道、フィスプ・ブリーク・ツェルマット鉄道の3社の直通合 同運行となっている。

【びょうげんせいつうきんでんしゃイーいちにーなな】[病原性通勤電車E127]

新潟地区を席巻している新型通勤電車。此の為に165系が絶滅の危機に瀕している。車内設備がロングシートなの で荷物(お客)の収納能力が大きい。同様の物により悪性でアルファベットのない「病原性通勤電車701」という のもある。

【ひょうけんへいそくほうしき】[票券閉塞方式]

“閉塞方式”の項を参照のこと。

【ひょうしき】[標識]

「こうしなさい」という強制力を持った看板(灯火の場合もあり)のこと。チャンと従わなければダメである。

【ひょうじひょう】[表示票]

貨車を中継して送る場合に中継する駅や列車を表示するもの。列車指定表示票・危険品表示票・連結注意表示票等が ある。

【ひょうじゅんき】[標準軌]

レールの間隔が1435mmのものを指す。世界で最初に鉄道が開業したイギリスの鉄道が元になっている。これより 狭いものをナローゲージ(狭軌)、広いものをブロードケージ(広軌)という。

【ひょうじゅんこうばい】[標準勾配]

隣接する停車場間で1kmを隔てた二地点を結ぶ勾配の内、列車に対して最大の上りまたは下りとなる勾配のこと。 但し停車場間隔が1kmに満たない場合は停車場中心間隔を結ぶ勾配。

【びょうぜトンネル】[平瀬トンネル]

磐越西線の日出谷〜鹿瀬間にあるトンネル、建設当時、鉄道線路の標準軌化計画が進んでいたのでそれを見越して トンネル断面が大きく作られている。付近は結構有名な撮影地である。

閉塞方式の各項目を参照のこと。

【ひょうていそくど】[表定速度]

列車の始発から終着までの走行距離を“トレインアワー”で除した数値。途中駅の停車時間も算入される。ちょっ とばかり最高速度が上がっても、表定速度が上がらないとなんの意味もない。

【ひらいき】[避雷器]

架線やパンタグラフなどに落雷した雷の高電圧が、電気機器を破壊しないように、雷の高電圧のみを、車体→台車 →レール→大地へと接地させ逃がす装置。→アレスター

【ひらじくうけ】[平軸受け]

車軸の支持方式で軸受けメタルと潤滑油のみの方式。起動抵抗が大きいので現在新製されている車両はないが、高 速走行では軸受けメタルとジャーナルの接触部分に油膜が出来るため、逆にコロ軸受けよりも摩擦が少ない。軸受 け部分は四角い箱状になっているのですぐに判別はつく。内部は車軸を支えるメタルが車軸の上側にあり、下側には油溜まりがあり、潤滑油を染み込ませたフェルトが詰めてある。

【ひらぞこレール】[平底レール]

上下両方とも使える双頭レールに対して底面が平らになっているレール。取扱いが容易で安定しているため現在使 われているものは全てこのレールである。

【ひれんどううんてん】[非連動運転]

戸閉め連動回路を連動させずに列車を運転すること。

【ピロシキ】

“ピ”ピントはあっているか?

“ロ”露出は合っているか?

“シ”シャッター速度の設定はよいか?

“キ”切る(シャッターを)位置はよいか?

を確認するための標語。

【ピンクサロンとうきょう】[ピンクサロン東京]

サロンエクスプレス東京のこと、今となってはJTの中では地味な存在だが、登場当初は派手なのでこう呼ばれてい た。現在外観は殆どそのままお座敷列車に改造された。

【ピンけつごうトラス】[ピン結合トラス]

トラス橋の構造材の接合方式、構造材を同士を接合する際に溶接などの方法を用いずに“ピン”を用いて組み立て てある。明治時代終わり頃輸入された大型のトラス橋によく見られ、現在でも磐越西線などでその姿を見ることが 出来る。

【ピンでん】[ピン電]

本番撮影を行う列車の直前にピントや構図を確認するための列車。気動車でも貨物列車でもこう言う。

【ピンししょう】[ピン支承]

支承の項を参照のこと。

【びんじょう】[便乗]

1.乗務員が勤務中に他の列車に乗って勤務地などへ向かうこと。

2.乗務員がちゃんと仕事をしているかどうか調べるために、指導員が乗り込んでくること。

【ピンボート】

ホーム上などで列車名・行き先・発車時刻などを表示する機械。最近はLED式になっていて、パソコンで操作する。