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【めいしれっしゃ】[名士列車]

戦前の東京〜大阪間の急行「第17・18列車」の事。二等座席車1両の他は全て一・二等寝台車で、“洋食堂車”が連 結されていた列車で、現在の急行「銀河」のご先祖様である。

【めいばん】[銘板]

車両メーカーが車両や橋梁に付けるもので、メーカー名や製造年月日、その車両を所有する鉄道会社等が記入して ある鋳物の鉄板、最近は鋳物ではないものもある。大掛かりな改造を行った場合にも、改造内容を記入した銘板を 取り付ける。そのため古い車両や改造の多かった車両にはたくさんの銘板が取り付けられている。これを取り替え るとたちまち改造車両が入れ替わってしまうことも・・・。

【めいめつ】[明滅]

灯火が一定の間隔で点いたり消えたりしているもの、“点滅”と区別が付きにくいが、例えば、通常動作しているべ き装置が異常が発生して、操作も無しで停止してしまったりしたときが“明滅”である。結局よく解らんネ。→明 滅・点滅と明滅

【めーえき】[名駅]

名古屋駅とその周辺、名古屋市中村区名駅。名城(名古屋城)名港(名古屋港)など、有名かどうかは関係なく名 古屋の人はこう略して呼ぶ傾向がある。用例「名駅でケッタとられてもうたがね!」(訳:私は名古屋駅で自転車を盗 まれてしまいました)

【メーター】

単体露出計の略。

【めがねばし】[眼鏡橋]

アプト式を使っていた碓氷峠の旧線跡にある煉瓦積みのアーチ橋。重要文化財と準鉄道記念物に指定されている。 関東大震災によって橋梁に亀裂が発生したため、橋梁の強化を含めてアーチの内側に煉瓦をもう一度巻いている。

【メキドロしき】[メキドロ式]

DD54型ヂーゼル機関車で採用された液体変速機、一個のコンバーターと複数の歯車変速機を組み合わせてある、 複雑な機構を持っていたためにDD54のみにしか採用されなかった。液体変速機には他に、主に気動車で使われる “リスホルム−スミス式”と、主に機関車(DD51)で使われる“ホイト式”等があるが“メキドロ”という名前が 有名になったのはこれだけである。

【メクラ】

温度上昇などによってレールの遊間が0になってしまうこと。

【めくらいた】[メクラ板]

使用を停止した信号機の前面にX字型に取り付ける白色の木片。

【めくり】[捲り]

日めくりカレンダーのようになっているサボのこと。→前垂れサボ

【めだま】[目玉]

入換信号機識別標識のこと。

【めど】[目度]

英語のMiddleが訛ったものと思われる。レールの中央部のことで、25mの定尺レールではレール端から12.5m の所である。

【メトロ】

地下鉄のことだというのは、誰でも知っている。その由来が、ロンドンで世界最初の地下鉄を開業させたメトロポ リタン鉄道だということは、意外と知られていない。

【メトロポリタンてつどう】[メトロポリタン鉄道]

イギリスのファントン〜パディトン間で世界最初の地下鉄を運行した鉄道会社。現在地下鉄のことを“メトロ”と 呼ぶのはここから来ている。

【メトロポリタン・ビッカース】

戦前の輸入電気機関車メーカーの一つだが、ED23(旧ED56)の1両のみとなっている。

【メトロン】

営団地下鉄のスタンプラリーのキャラクター。地下鉄のキャラクターらしく“蟻”である。“メトロン星人”や“ギ ドロン”ではないので念のため。

【メルクリン】

ドイツの鉄道模型メーカー。現存する模型メーカーとして世界最古といわれる。メルクリンのHOはAC3線式と呼 ばれる特殊なもので、他のメーカーとは互換性がない。それでもシェアは世界一。

【メンテナンスフリー】

電気接点などのメンテナンスに手間のかかるものを無接点化するなどして手間のかからないようにしたもの。

【めんにおく】[女に置く]

レールを逆さに置くこと。