−む−

【ム】

1.貨車の荷重14〜16t未満のものの荷重記号。

2.南満州鉄道における無蓋車の記号。

【ムーミン】

1.東武鉄道の特急「スペーシア」のこと。

2.EF55の事。

【ムーンライト】

夜行の指定席付き快速列車、似たような名前の列車が増えつつある。どうせなら、もっと増やしておくれ。

【むえんか】[無煙化]

蒸気機関車をヂーゼル機関車や電気機関車、気動車、電車などに置き換えること。でもヂーゼル機関車や気動車で も結構煙は出るゾ。

【むか】[無火]

火の入っていない機関車、即ち自分で動くことの出来ない動力車。→無動

【むかしごごう】[昔5号]

プラスティックモデル用塗料の“ミスターカラー”の1970年代後半に販売されていた鉄道色の黄色5号のこと、 塗料名が誤植で“昔5号”になっていた。

【むかそうち】[無火装置]

無動力回送装置の略。動力車を他の動力車につなげて回送する場合に扱うスイッチ。

【むきじょうでんしゃ】[無軌条電車]

トロリーバスのこと。無軌道電車とも言う。無軌道な振る舞いをする電車ではないし、ましてや無起動電車でもな い。架線によって走行できる場所が規制されるので、たとえハンドルがあっても法的には軌道線の電車として扱わ れる。これを運転するのには、自動車運転免許ではなく、電気車操縦免許が必要である。

【むこうげんあつ】[無効減圧]

自動空気ブレーキで1.4kg/u以上ブレーキ管を減圧すること。これ以上ブレーキ管を減圧しても、ブレーキシリ ンダーの圧力は変わらないため、意味がないばかりかブレーキ管の又込メに時間が掛かってしまう。

【ムコでん】[ムコ電]

武蔵小金井電車区の略。あまりに長い名前で言いづらいのでこう言う。

【むさしのドリーム】

武蔵野線の休日運転の快速電車の愛称。昼間に走ってもむさしのドリームとはこれ如何に。沿線に競馬場などがし こたまあって、一攫千金を目指していっぱい人が乗るから、夕方になると「ドリーム」も「おけら電車」に早変わりである。

【むさつ】[無札]

乗車券を持っていないこと。

【むされる】

蒸気機関車で蒸気圧の上がりが悪く、不完全燃焼した煙にまかれること。いぶすと同意語。

【ムじるしきっぷ】[ム印切符]

簡易委託駅で発売されている切符のこと。“ム”を“○”で囲ってあるところからこう呼ばれた。別に某スーパー マーケットで売っている“無印良品”と言うわけではない。“マルむ”等とも言う。→マル簡

【むしろ】[筵]

主にわらを主材料にして編んだ敷物。(新明解国語辞典より)昔は駅にはこれがあって“マグロ”に掛けていた。さ ぼって仮眠室で寝ていると、これを掛けられてしまう。今ではスマートに“古シーツ”になっている。

【むしをとる】[虫を取る]

コンピューターのプログラムの中の間違いを見つけて訂正すること。バグ取りのこと。

【むじんふみきり】[無人踏切]

昔は第一・二種踏切は有人が基本なのでその頃第三・四種踏切を指す言葉だった。現在一般に無人踏切というと警報 機も遮断機もない第四種踏切を指す言葉である。今あるものは当然廃止対象で、勿論新しく作ることはない。

【むせってん】[無接点]

物理的な接点のあるリレー回路がないこと。とは言っても完全にはならないが・・・。

【むちん】[無賃]

無賃乗車。または、運賃なし。

【むどう】[無動]

自力で動くことの出来ない動力車。

【むへいそくうんてん】[無閉塞運転]

停止現示の閉塞信号機を越えて列車を運行すること。閉塞信号機の停止現示が、60秒を越えても変わらない場合、 時速25km/h以下で列車を進行させることが出来る、この際見通しの悪い区間は15km/h以下で進行し、中継信 号機は喚呼しない、なぜなら中継信号機が進行を表示している閉塞信号機の外方(手前)に列車が止まっていると きがあるから。またATS-P区間で無閉塞運転をするときは運転指令の許可を得てから列車を進行させる。もっとも そんな事態になると、いくら列車から指令を呼びだしても全然返事がないが・・・。

【ムラサキ】

貨車の荷重表記の順序。昔これを定めた人の好きな色が“紫”だったからこうなったらしい。

【むりょうてまわりひん】[無料手回り品]

手回り品の項を参照のこと。