−せ−

【セ】

石炭車の記号。

【せいかんトンネル】[青函トンネル]

本州と北海道の間にある津軽海峡にある海底トンネル、と言われているが実際には陸上部分の方が海底部分より長 いトンネル。延長53850mは世界一で、後に開通したユーロトンネルよりも長い。ユーロトンネルは青函トンネル の技術者が技術支援をしたためにイギリスではこんな小話がある。「だから言っただろう、日本の技術者に頼むなっ て、青函トンネルよりも短く掘られた」

【せいかんれんらくせん】[青函連絡船]

青森〜函館間を結ぶ鉄道連絡船で他にもあるが“連絡船”と言えばこれを指す。数々のドラマを生み歌にも歌われ たが青函トンネル開業と同時に惜しまれつつも廃止された。トンネルは安全、正確で船酔いの心配もないが旅とし てはちっとも面白くない。

【せいぎょかいろ】[制御回路]

電気車で主回路とは別にある、主制御器を動作させるための直流100Vの電気回路。主回路は高電圧・大電流なの で、制御回路を絶縁するためなどで採用される。電源は電動発電機の交流440Vか交流100Vを降圧・整流して作 られる。

【せいぎょべん】[制御弁]

自動空気ブレーキの要、三動弁のこと。

【せいしがたインバーター】[静止型インバーター]

電車などの補助電源を作り出す装置。回転部分がある電動発電機と違い、動くものが無く静止しているからこの名 がある。→SIV

【せいそうてっしん】[成層鉄心]

薄い珪素鋼板を絶縁処理して重ね合わせたもの。電動機や変圧器の鉄心に使われる。

【せいでんアンテナ】[静電アンテナ]

交流区間を走る運転台付きの電車に付いている、架線電圧を検知するためのアンテナ。

【せいどうかん】[制動管]

ブレーキ管とも言う。列車全体に貫通している空気管、運転時は元空気ダメから調圧弁を通して5kg/uに調圧され たエアーが充填されている。制動時には制動管のエアーを減圧することにより制御弁を動作させブレーキシリン ダーへエアーを送り込みブレーキをかける。

【せいどうきょり】[制動距離]

在来線では何がなんでも600m以下で止まらなければならない。この為485系などでは160km/hで走れる性能 を持ちながら走ることが出来ない。湖西線や青函トンネル内ではこの限りではない。

【せいどうぐつ】[制動靴]

カー・キャッチャーのこと。ブレーキシューとも言う。

【せいのうきょくせん】[性能曲線]

電気・ヂーゼル機関車の牽引性能を表したグラフで、縦軸に牽引重量、横軸が速度になっていて、各ノッチ毎の曲線 が表示してある。

【せいのうしけんしゃ】[性能試験車]

機関車の引張力や消費電流・列車抵抗・速度などを測定する試験車。古くは1937年製造のマヤ38-1があったが、新型電機用として1967年に12系客車の窓を細かくして屋根上にパンタグラフを取り付けた様なスタイルのマヤ 10-2001が製造された。残念ながらJRには継承されず廃車になった。

【せいびしんかんせん】[整備新幹線]

「全国新幹線鉄道整備法」に定められるところの次期建設候補線。工事が着工されているところもあるが、試算では どの路線も赤字間違いなしである。東北(盛岡〜青森)・北海道(青森〜札幌)・北陸(東京〜大阪)・九州(福岡〜鹿 児島・長崎)の四路線がある。赤字ローカル線の二の舞になるのは目に見えているので、在来線を強化してスーパー 特急方式にした方がよいと思う。結局は昔と同じ「オラが村にも汽車を!先生お願いするだ」の発想と何ら変わると ころはない。

【せいゆあつくどう】[静油圧駆動]

油圧モーターのこと。DLのラジエーターファンなどに使われている。

【せいりゅうき】[整流器]

架線から取り入れた交流を直流に変換する装置で、大きく分けて水銀整流器と半導体素子を使ったシリコン整流器 の二種類がある。水銀整流器の中でもイグナイトロンとエキサイトロンの二種類があったが、現在では水銀整流器 は使われていない。シリコン整流器は現在でも使われているが、より高度にサイリスタ等を使い整流器自体で電圧 制御が出来るものもある。

【せいりゅうとう】[青竜刀]

架線の曲線引き装置の中の架線につながる弓形に湾曲している金具。曲がり具合が青竜刀に似ている。正式には、 弓形曲線引金具とか言うらしい。

【せいれつじょうしゃ】[整列乗車]

学校で習ったでしょ!これができない人は電車に乗るんじゃない!そこの関西人あんただよ、あんた!

【せきくうブレーキ】[積空ブレーキ]

空車と積車で重利用の差が大きい貨車に採用されているブレーキ、ブレーキシリンダーでピストンの片側のみにエ アーを入れるか両側に入れるかで積車時と空車時のブレーキ力を調整するもの。前後の台車で別個に切り替えられ る車両もある。このブレーキシリンダーは差動シリンダーという。

【せきさいこうりつ】[積載効率]

貨車の荷重に対する自重の比率。

【せきしゃ】[積車]

乗客や荷物を載せた状態の車両。

【セキしゃ】[セキ車]

セキ3000・6000・8000などの大型の石炭車の総称。空荷でもセキ車とはこれ如何に。

【せきしゃじゅうりょう】[積車重量]

旅客車で定員の旅客を乗せた場合、もしくは貨車に標記の荷重を積載した場合。

【せきしょくはんしゃばん】[赤色反射板]

→反射式後部標識

【せきたんしゃ】[石炭車]

石炭を運ぶためのホッパ貨車。記号は石炭の“セ”だが、現在残っている石炭車は石灰を運ぶために使われていて、 石炭を運んでいるのは通常のホッパ貨車である。

【せきにんじんいん】[責任人員]

大口の団体、旅客車専用扱いの団体などを、鉄道会社が引き受ける際に責任人員を附し、責任人員分の団体旅客運 賃・料金を保証金として収受する。実際乗車人員が少ない場合であっても、貸切旅客運賃収受定員の9割に相当す る人員の団体旅客運賃、料金を支払わなければならない。

【セクション】

1.プルマン寝台車会社が命名した、寝台車の形式の一つ。通路を挟んで2段の寝台が進行方向に設置されている。 下段は座席を引き出して寝台とし、上段は跳ね上げられた寝台を降ろして使用する。日本では開放式A寝台と呼称 され、さくらなどに使用されている。俗にプルマン式寝台などとも呼ばれるが、実はプルマン社のラインナップの 中の一つに過ぎない。

2.軌道回路の切れ目。

3.作業でき電を停止しなければならないとき電車線路を適当な長さで区分すること、又は区分するための絶縁体。 “エアセクション”“ウッドセクション”“FRPセクション”“デッドセクション”の四種類がある。

【セクショントレイン】

混雑する列車に近接する時間でほぼ同じ経路の列車を走らせること。“ムーンライトながら”に続行する臨時列車等 のことを言う。

【セクションひょうしき】[セクション標識]

デッドセクションの手前に表示される標識。

【セクター】

ひとつのホームを二つないしは三つぐらいに区切って、複数の列車の乗降を取り扱ったり、編成を案内するときの 目安にすること。ヨーロッパの大きな駅などでは、ひとつのホームをセクターA、B、Cといった形に区切って使用 している。身近なところでは松山駅1番線の特急宇和海と特急しおかぜの発着がこれと同じ。パソコン用語でもよ く聞くネ。

【せこうねんげつひょうじ】[施工年月標示]

コンクリート構造物の適当な位置に設置するもの。

【セコニック】

ミノルタと市場をほぼ二分する単体露出計メーカー。と言った方が通りがよい光学機器メーカー。実はカメラの シャッターを作っている、縁の下の力持ちの会社である。

【セチ】

「承知」の意味。

【ぜつえんゲートがたトランジスター】[絶縁ゲート型トランジスター]

→IGBT

【ぜつえんそうこう】[絶縁走行]

保守用車両などが軌道回路を短絡せずに走行すること。信号は変わらないのは勿論、踏切も鳴らない。

【ぜつえんつぎめ】[絶縁継ぎ目]

レールは軌道回路を構成するために要所要所で絶縁しなければならない、そのための特別なレールの継ぎ目である。 レールとレールの間、レールと継ぎ目板の間には“絶縁プレート”を、ボルトは絶縁チューブを通して継ぎ目を固 定する。

【せっきん】[接近]

1.その通り列車が接近していること。「業務連絡、とうきゅうばん、回送のふたひゃくふたじゅうさん列車“接 近”」と言えば、「19番線に回送223列車が接近してきている」との意味。

2.接近表示灯のこと。

【せっきんさじょう】[接近鎖錠]

列車が信号に接近しているとき、進路を変更しようとすると列車は急には止まれず大事故へ発展する危険がある。 そこで進行現示をしている信号機外方の一定区間に列車が進入してからその信号テコを定位に復位したとき、一定 時間経過するまでその列車の進路の転轍機を転換できないように鎖錠する事。

【せっきんひょうじとう】[接近表示灯]

電車区間のホームに設置され、四角いランプが点灯してホーム上の職員に対して列車が接近してくる事を知らせる 表示灯。昔の物は白色ランプが点灯するようになっていたが、現在は緑色のLEDが点滅するものに取り替えられて いる。

【ゼッケンばんごう】[ゼッケン番号]

編成番号が書いてある札のこと。電車などは比較的編成が固定されているため、車両基地では車両を編成単位で管 理する事が多いため、編成ごとに番号が付いている。此の番号を示す札が先頭車の助手席側に下げてあり、これを “ゼッケン番号”と呼んでいる。

【せっせい】[節制]

速度を低下させること。

【ぜったいしんごうき】[絶対信号機]

無閉塞運転が認められない信号機で、場内・出発・入換・誘導の各信号機がこれに当たる。

【せっち】[接地]

アースのこと

【せっちスイッチ】[接地スイッチ]

主電動機の絶縁試験などのために、接地側から切り離すためのスイッチ。通常はONにしておく。

【せつど】[節度]

自分がやりたいと思ったことでもある程度抑制して、他人に迷惑をかけないようにすること。(新明解国語辞典よ り)例

「M君、君はどんな車掌になりたいかね?」

「ハイッ!歌って踊れて、俳句の一つでもひねれる車掌になりたいです!」

「・・・節度を持ってやるように・・・」

【せつやく】[節約]

南浦和駅の北側の電留線には「速度節約」と描いてある看板が立っている。「速度」って勿体ないから節約するもの だったんだ!

【ゼネラルエレクトリック】

コジマ電気の“GE製冷蔵庫”で知られるアメリカの電機メーカー、ED11・14を製造した。現在でもED11が佐久 間レールパークに保存、ED14が近江鉄道で保管されている。アメリカらしい頑丈そうな機関車だがデザインはおと なしく日本の風景にマッチした機関車である。

【セノハチ】[瀬野八]

山陽本線最大の難所、瀬野〜八本松間のこと。今の電車はなんてことなく通過してしまうが、蒸気機関車時代には(貨物列車は今日においても)山陽本線最急勾配22.6パーミルの通過は後部補機を必要とした。人呼んで“西の函 嶺”(函嶺とは、箱根山のこと)

【ゼブラもよう】[ゼブラ模様]

ボールペンのことではない。車両の前面が黄色と黒のシマシマ模様になっている車両のこと。EF59や米坂線の 9600型、C56ゲロマルも昔はこれだった。→タイガーマスク

【セブンイレブン】

1.日本中にある便利なコンビニエンスストア。所によっては少ない地方もあるようである。えっ、日本中にあるの は○ーソンなの?

2.オリエントサルーン専用機のED75-711のこと。

【せみ】[蝉]

駅や操車場での入れ替えで、ブレーキをかけるために車側にぶら下がっている可哀想な連結担当(構内係)のこと。

【セミスチール】

半鋼製車。強度必要とする車体外板を鋼鉄で作り、車内は加工しやすい木で作られた車体。暖かみを感じて良かっ たが、不燃対策が進んだおかげで近年急速に姿を消した。

【セミセンターキャブ】

DD16やDE10・11・15・50及びDD20-2号機に採用された車体形状。これらのヂーゼル機関車は機関が一台なの でこのようなスタイルになった。

【セミパノラマカー】

名鉄7700系の別名。側面と中身だけ本家パノラマカー(7000系)そっくりだが正面が平凡な貫通扉付きの姿な ので付けられた。

【セミばん】[セミ判]

ブローニーフィルムを使う6p×4.5pサイズのこと。ロクヨンゴ(6×4.5)のこと。

【セメントミルク】

飲んでも美味しくない。トンネル工事に使われるもので、文字通りミルクのようなセメントを圧力をかけて地盤に 注入し固まったところで掘り進む、落盤の危険がある軟弱地盤などで使われるが、圧力を高くするとセメントの粒 子同士の摩擦などによって細かいところに入っていかないなどの欠点があり、現在では“水ガラス”が主流になっ ているようである。

【ゼム】

「乗務」のこと。

【ゼロいちしんごう】[01信号]

車内信号機の「停止信号」の事。無閉塞運転は可能。

【ゼロごうしんごうき】[0号信号機]

過密ダイヤの通勤路線に、更に列車を多く走らせるために設けられた信号機、大抵ホームの中程にある。→0号閉 塞

【ゼロごうへいそく】[0号閉塞]

場内信号機と出発信号機の間に設けられた閉塞信号機。本来なら第二場内となるところだが、少しでも列車を前に つめるために無閉塞運転のできる閉塞信号機になったもの。構内閉塞と呼ぶこともある。こんなのは事故の元だと 思うが・・・。

【ゼロにしんごう】[02信号]

車内信号機の「絶対停止信号」の事。○に×の表示が出て非常ブレーキがかかる。

【ゼロばんかいさつ】[0番改札]

JR東日本の自動改札設置駅の有人改札口。「裏が白の乗車券と、お身体のご不自由な方の専用です」

【ゼロばんせん】[0番線]

駅において客扱いプラットホームの番号の付け方は駅長室に近い方から1,2,3,と付けるが、何かの理由により、1 番線より駅長室側に客扱いホームが出来ると混乱を避けるために“0番線”と付けることがある。

【ぜんい】[前位]

車両の前側のこと。形式図においては左側に描かれている。色々と取り決めがあるようだが電車の中間車などは良 く解らん!

取りあえず客車の場合は、

ア,手ブレーキのない側、

イ,出入り台のない側、

ウ,合造車は優等室側、または客室側、郵便荷物合造車は郵便室側、

エ,便所がない側、

オ,食堂車は料理室のない側、

貨車の場合は、

ア,側ブレーキ付きは側ブレーキテコ取っ手の向きと反対側、

イ,手ブレーキや側ブレーキが両側にある場合は、妻面に向かってブレーキシリンダーが右側になる側、

及び客車の場合に該当するもの。

気動車の場合は、

ア,片運転台の場合は運転台のある側、

イ,両運転台、または運転台がない場合は、動力台車側、

及び客車の場合に該当するもの。

ウ,問題の電車の場合は、

ア,運転室のある側、

イ,両運転台の場合は主な運転機器がある側、

ウ,運転室のない車両は車内で車端に向かい、制御回路が左側になる車端、

及び客車の場合に該当するもの。

になっている。

【せんか】[専貨]

専用貨物列車の略。特定の発着駅間を、特定の貨物を輸送する列車で速度は75km/hが通常である。

【ぜんか】[前科]

事故、特に死傷事故の前歴。写真に撮るとおかしなハレーションの出る車両とか、照明が暗くて妙に冷房の効きが いい車両などはたいてい前科がある。

【せんかいまど】[旋回窓]

極寒地向けの機関車の運転席前面窓に付いている丸い窓。ワイパーでは凍り付いてしまうため常にモーターによっ てガラスを回転させて雨や雪の付着を防ぐ装置。一部国鉄のキハ22(キハ22-20は助手側)や留萌鉄道のキハ22 (茨城交通で現存)等にも付いているものがあった。

【せんかんこうほう】[潜函工法]

→ケーソン工法

【ぜんきんしゃ】[全金車]

半鋼製車に対して木を使わずに軽合金や合成樹脂等を使い作られている車両、今では当たり前なので死語になった。 旧型国電の72型920番代や70・80系の300番代がこれにあたる。

【せんくつ】[洗掘]

河川の水中に建っている橋脚の周りで起きる現象で、橋脚の周囲が水流によって掘られてしまう現象をいう。角形 の橋脚の場合、水面から河床面までの距離に0.8を乗じた値まで掘られるため、橋脚をたてる際にはそれを考慮し て設計される。

【せんけいこ】[扇形庫]

扇形に広がった車庫。ターンテーブルとセットで設置される。→ラウンドハウス

【せんこうれっしゃ】[先行列車]

停車場間で二本の列車が同一方向へ走っている時、先に運転している列車のこと。

【せんさいふっきゅうしゃ】[戦災復旧車]

WW2で被災した車両を戦後叩き直したもの、形式番号が70番代の客車がこれにあたる、焼けた外板をそのまま利 用したためにべこべこの車体が特徴であった、とにかく滅茶苦茶な車両で1両の客車に4両の種車があったりする。 戦後の混乱期に国鉄の輸送を支え、新製車や鋼体化客車の増備に伴い、徐々に荷物車や救援車に姿を変えていった。 被害の度合いが小さいものはそのまま元形式の元番号へ復帰したが、スハ32の一部はラストナンバーの続番に編入 されたりと謎の多い車両である。現在、奇跡的にスエ78-15が高崎で動態保存されている。

【ぜんし】[全紙]

写真の印画紙の18×22インチ(457×558mm)のサイズ。写真は大きく伸ばそう!

【せんじかいぞう】[戦時改造]

WW2中に列車の収容人員を増やすためや乗降時間の短縮のために行われた改造。モハ42やモハ43等の2ドア車 は4ドア車に改造された。本来は全車が改造される予定だったが幸いにも2ドアのまま残った車が多かった。客車 では車端部のクロスシートを撤去してロングシートにして電気暖房を取り付けたものや、一等寝台車などを三等車 に改造したものがあった。

【せんししょう】[線支承]

支承の項を参照のこと。

【せんじせっけい】[戦時設計]

WW2末期に「資材の節約と工程の簡略化を図る」と言う良くある話で導入された。初期の頃はクモハ60等のノー シルノーヘッダー車の様な形態で現れたので結構歓迎されたが、末期になってくるとどんどん変な車両が生まれて いった。代表的なのは凸型のEF13で、電気回路まで手抜きをして作った。電動機のコイルが銅線でなくアルミ線 で巻いてあったそうだが、よくそんなもので回っていたもんである。

【せんしゃき】[洗車機]

文字通り車両を洗車する機械、運転区などに設置されている。仕事の後にお風呂に入って電車も気持ちよさそうで ある。

【せんしゃだい】[遷車台]

トラバーサーのこと。洗車台ではない。

【ぜんしゃブレーキりつ】[全車ブレーキ率]

プレーの制輪子で発生する制動力と車両重量の比率。

【ぜんしんがた】[前進型]

中国国鉄の蒸気機関車の形式の1つで良く知られているもの。他に建設形・人民形・解放形などと言うのがあるが、 いかにも中国!らしい名前ばかりである。前進型運転ツアーに行きたいネェ。

【センターキャブ】

DD13・51の様に機関車の中央に運転台があるスタイル。DD13は入れ換え作業の時に前後の視界をよくするため に、DD51では車体全体の軽量化や保守のし易さを考えてこの形になった。但しボンネット型のヂーゼル機関車は ボンネットによる死角が大きく、DD51型が力行中に死角の部分で人を跳ねても気が付かないときがある。

【せんたんポイント】[先端ポイント]

ポイントでトングレールの先端が尖っているポイント、ごく普通に見られるポイントである。→鈍端ポイント

【ぜんだんめんこうほう】[全断面工法]

トンネルの工法で地質の良い場合に採用される工法。大型の機械を投入できるので最も効率がよい。

【センチメンタルグラフィティ】

差出人不明の手紙に誘われて、鼻の下を伸ばしながら、かどうかは知らないが、心当たりのある女の子12人を訪ね て日本中を旅するというゲーム、らしい。セガサターンしない私にはよくわからん。

【センチメンタルジャーニー】

ゲーム「センチメンタルグラフィティ」をモチーフにしたテレビアニメ。製作はあのサンライズだがロボットは出 てこない。もう少し乗り物のディティールにこだわってくれたら入れ込めるかもしれない。ところで、主人公は誰 なんだ?

【せんとうきゅう】

SER専用機のど派手なEF65-1019のこと。“せんとうく”とも言う。現在はEF65-1119が跡を継いでいる。

【せんとっぷ】[千−TOP]

EF64-1001のこと、特別塗色だから。ED75や76の事は言わない。

【せんのこ】

レール切断用の鋸。

【せんぱつれっしゃ】[先発列車]

停車場から同一方向に列車を出発させる時、先に出発させる列車こと。

【せんぴょう】[線表]

線路表示式入換標識の略。

【せんぷうき】[扇風機]

ご存じ客室内の天井でぐるぐる廻っているアレである。113・115系などの近郊型電車では冷房改造されると撤去 されてしまうが、101・103系などの通勤型では撤去されずに残っている。これはドアの数が多く頻繁に人が出入 りするため温度上昇が大きいので、AU-75型ユニットクーラーでは若干能力が不足するために残されている。その 為停車駅が少ない列車は寒いぐらいよく冷える。家でもエアコンを使用する際に扇風機を併用すると俄然涼しくな り電気代を節約することも出来る。

【ぜんぶひょうしき】[前部標識]

俗に言う前照灯、ヘッドライトのこと、正式には前部標識という。夜間の踏切事故の時など列車の乗務員も警察に 呼ばれて、「“前照灯”は点いていたか?」と必ず聞かれる、こんな時うっかり相手のペースにはまってはいけない、 列車の場合はあくまで“前部標識”であり、法律では夜間は白色灯を1灯以上点けていればよいことになっており、 明るさや灯の大きさまで規定していない。

【ぜんブレーキ】[全ブレーキ]

「全ブレーキ位置」と言うのが正しい。ブレーキ管の減圧の速度が速いときにA制御弁がこの動作をして、ブレーキ を作用させる。→急ブレーキ

【せんぺい】[線閉]

線路閉鎖の略。

【せんぼつしゃいぞくわりびき】[戦没者遺族割引]

戦没者の死亡当時の配偶者、子、孫、父母、祖父母、兄弟が、靖国神社参拝のために乗車船する際に、戦没者遺族 旅客運賃割引証により普通乗車券または団体乗車券で往復する(沖縄県居住者は片道でも可)場合に適用される割 引運賃。

【ぜんマル】[全マル]

全部の列車が定時で運行していること。

【せんみ】[線見]

「せんけん」とも言う、転勤者や病気、労組の専従などで三ヶ月以上、乗務を離れた乗務員を実際に運転台に乗せて 訓練すること。

【せんようせん】[専用線]

貨物の発着のために利用者が、最寄り駅などから建設する貨物専用線路。建設費の負担は利用者が行うが、その分 貨物運賃が割引となる。

【せんようてつどう】[専用鉄道]

企業などが専用としている鉄道で、一般の旅客・貨物は運ぶことはない。

【せんろ】[線路]

一般的に言うと「軌道」のみのことだが、正式には列車が走る「線路」及び「電車線路」のことである。

【せんろおうだんめん】[線路横断面]

線路の平面図。

【せんろじゅうだんめん】[線路縦断面]

横軸に距離を、縦軸に線路の高さを配した折れ線グラフのようなもの。勾配がよく解るようになっている。

【せんろしょひょう】[線路諸標]

距離標(キロポスト)・勾配標・曲線標・速度制限標・車両接触限界標(とうふ)等の線路にある標識の総称。

【せんろないこうしゅうたちいり】[線路内公衆立ち入り]

要するにバカが線路内をうろついていること。新宿、渋谷あたりで多発するのはあの辺にバカが集まるからか。轢 くと後が面倒なので、ふんづかまえるまで電車は走れない。「○○〜××駅間で、お客様が線路に立ち入り云々」と 無線で流した司令員、駅間で線路内に裁ち入りするのはお客様じゃなくてただのバカだゾ。

【せんろはつづくよどこまでも】[線路は続くよどこまでも]

日本で一番有名なアメリカ民謡だが、それと知っている人がそれほど多いとは思えない。NHKの「みんなの歌」で 有名になった。原曲は「I've been warking on the railroad(線路の仕事)」と言う労働歌である。

【せんろへいさ】[線路閉鎖]

ある区間の線路を使用停止して列車を通さないようにすること。→線閉(せんぺい)

【せんろへいさこうじせこうきじゅんきてい】[線路閉鎖工事施工基準規定]

線路閉鎖をして工事をする際の保安措置を定めた規定。

【せんろべつうんてん】[線路別運転]

複々線区間で緩行線と快速線が独立しているもの。ただ単に複線が並んでいるだけである。線路をひく方としては 楽だが、乗る方としては不便である。

【せんろゆうこうちょう】[線路有効長]

車両接触限界標識同士の間、車両接触限界標識から出発信号機までの間、車止めから車両接触限界標識または出発 信号機までの間、車両接触限界標識から列車停止標識までの間のこと。側線など無視できる箇所など特例もある。

【せんろようりょう】[線路容量]

列車を設定する上で、その線路にどれだけの列車を走らせられるかをいう数値。

【せんろりようりつ】[線路利用率]

一日24時間の内、その線路を利用できる時間の割合。線路の保守間合いなどを取る必要があるため一般的には 60%を基準としている。