−よ− 【ヨ】 事業用貨車の車掌車の記号。 【ようちきじゅんひょう】[用地基準標] 鉄道用地の中心線上に500mおきに設置される標識。 【ようちきょうかいひょう】[用地境界標] 鉄道用地の境界線上に設置される標識。 【ようへき】[擁壁] 落石除けなどの壁のこと。 【ヨーイング】 車体上下方向を軸とした揺れ。 【ヨーダンパ】 主にボルスタレス台車に装備されるもので高速走行時に台車の楕行動を防ぐために設けられる。オイルダンパが水 平に取り付けられているので、一見するとボルスタアンカーの様にも見えるが、別の役割をしている。 【よくし】[抑止] 事故などのトラブルの際に列車の運行を止めること。 【よくしんでから】[よく死んでから] ある日、乗務を終えた運転士が、血まみれで帰ってきた。どうしたんだと聞くと、 ウテシ:「いや〜、マグロやって慌てて駆け寄ったら、抱きつかれた上に、そのまま死なれちゃったんで、引き剥がす のがスゲー大変でしたョ」 年寄り:「そういう時にはなぁ、運転台で一服点けてから出るんだョ」 ウテシ:「何でですか?」 年寄り:「マグロだったら一服点けている間に死ぬから、“よ〜く死んでから”出て行くんだョ」 ウテシ:「・・・」 断末魔の人間は、とても人間業とは思えない力を出すので、足なんか掴まれると指の跡が残ってしまうほどである。 また、フツーの人間はマグロなんかやった日には、とてもフツーな精神状態(慣れきっている人もいるが)では居 られないので、一服点けて落ち着けてから、乗務員室から出ろと言う意味もある。 【よくそくブレーキ】[抑速ブレーキ] 下り勾配を走る電気車の速度が上がらないようにする発電ブレーキ、ブレーキとはいえブレーキ弁で操作するので はなくマスコンで操作する。 【よこかる】[横軽] 信越本線横川・軽井沢間のこと。世に言う碓氷峠。→碓氷峠 【よこかるたいさくしゃ】[横軽対策車] 碓氷峠を走るための装備をした車両のこと。66.7パーミルでの粘着運転を行うための試運転で、連結器の座屈や切 断などが起こったために、連結器や台枠を強化した対策。この対策が施工された車両は形式標記の前に直径40mmの ●印が付いている。車掌車においても走り装置が一段リンクのヨ3500が専用に使用された。 【よこサボ】[横サボ] 車両の側面に表示されている、行き先字幕や種別表示器のこと。でも、“サボ”って元々「サイドボード」の略だと も言われているんじゃなかったっけ・・・。 【よこどり】[横取り] 夜間出動する保線車両を昼間暫定的に留置しておく線路、普段は本線には直接繋がっていないが、使うときには2 〜3種類の特殊なレールを組み合わせることで使用する。 【よごれ】 車掌車のこと。→よっぱらい 【よたけん】 業務予備助役。 【よたらせる】 運転時分を多く取ること。 【よつぎり】[四つ切り] 写真の印画紙の10×12インチ(254×305mm)のサイズ。写真は大きく伸ばそう! 【よっぱらい】 車掌車のこと。列車の最後尾でふらふら走っているから。 【よびしゃ】[予備車] 定期運用以外に故障や事故・波動列車用に余分にある車両のこと。 【よゆうじふん】[余裕時分] 列車のダイヤで多少の遅れを考慮した時間。少ないとほんのちょっと列車が遅れても回復できない。多すぎると効 率上あまり良くない。 【ヨロ】 電略で“よろしく”の意味。 【よろいど】[よろい戸] 1.客室窓に付いている日除けのこと。現在ではカーテンだが、昔は木枠に細い羽板を斜めに固定したものを使って いた。ブラインドが枠に固定されていると思えばよい。 2.EF80型電気機関車などに見られた車体側面の冷却風取り入れ口、板材が折り重なっている姿がヨロイのように 見えるから。→ルーバー 【よわめかいじ】[弱め界磁] 直流電動機は磁力の中に電流を流すことにより回転する、この磁力のことを「界磁」と呼び、回転中に界磁の磁力 を弱めてやると回転数が上がる。この界磁を弱める操作を“弱め界磁”という。 【ヨン・サン・トウ】[43,10] 昭和43年10月のダイヤ改正のこと。各主要路線に特急が走るようになり、全国的にスピードがアップされた画期 的なダイヤ改正。この時から特急の安売りが始まったようだ。 |